波に漂う

浅~い知識で素朴な疑問や感想をツラツラと書いてます

大奥 #1 水野編

そーゆー事じゃないんだよな~。

悲恋成就とか、大岡裁き的な大団円みたいになっちゃってるじゃん。

そーゆーんじゃないのよ。大奥は。や、それもあるんだけど、肝はそこじゃないのよ。

10年以上前、嵐の二宮君が水野で映画化された時も思ったけど、なんで男女逆転の設定にしたのか、そこちゃんと描いて欲しいのよ。

 

私の勝手な解釈かもしれないけど、男女が逆転して女性が要職につき社会の中心を担っても世の中は問題なく回っていくわけで、なんか歪が生まれるとしたら、それはもっと性差の部分ってメッセージが、この舞台装置には込められているような気がするんですよね。

一人の男を複数の女が共有するのと、その逆の違い。

好きでもない相手と床を共にするハードルの高さの違い。

子を成すことが至上命題の将軍が「女性」ゆえの哀しさが原作では描かれてたように感じます。

結局社会がどう変わろうが、どうしたって子を産むのは女性で、心身ともに女性の負担が大きいのですよ。

そこに男性の将軍では起こり得ないドラマがあって、それを強烈に印象付け、かつ物語をドラマティックに盛り上げるアイデアとして、将軍を破瓜した罪で打ち首という発想がとにかく素晴らしいなーと思っていたので、なんかテーマ違くね?となってしまいました。

 

冨永愛さんはメチャクチャかっこよかったですけどね。